【ラグビー】流山グレイトホークス練習レポート2023.11.06
自分たちの目標は 自分たちで決める!
GREATHAWKS
本日は風が強く、肌寒い中で練習を実施しました。本日の目標は「パスで相手を抜く!」としました。前回からパスの重要性を認識してもらうための練習に取り組んでいますので、今回の目標はわかりやすくこのような設定をいたしました。
また、本日は持久力の測定、「ブロンコテスト」を実施しました。流山グレイトホークスのブロンコテストは、小学校で行う20mのシャトルランではなく、20m、40m、60mをそれぞれ往復、合計240mを走行し、測定します。2人組を作り、1組目が走り、2組目がペアのタイムを覚えコーチに伝える役割としました。5月にも測定していますので、子どもたち自身が自分の成長を感じてもらえたら嬉しいです。また、測定する際に、決められた折り返し地点(線)を必ず越えることを徹底してもらいました。小さなことでも決められたルールを必ず守る習慣を子どもたちに身につけてほしいと思っています。ブロンコテストですが、勿論、全員の子どもたちが真剣に、一生懸命走っていましたが、前回と大きく違った点は、タイムを計っている子どもたちがかなり大きな声で応援していたことです。タイムだけではない子どもたちの成長を感じる場面でした。
パスゲームは、前々回の練習で実施したパスゲームです。アタックのルールは、ボールを前に投げても良し、ボールを持った人はその場で止まり動けないルールとし、ボールを持っていない人がボールをもらう前に動きボールをもらい、これらを繰り返すことで敵陣ゴールゾーンを目指すゲームです。何回タッチされてもOKとし、ミスが続くまでプレーができるようにしました。ディフェンスのルールは、オフサイドはOKとし、ボールを持った相手にタッチする(タッチしてもプレーは続きますが)、というシンプルなルールです。このパスゲームの主目的は、「パスをする意識を持つこと」と「空いているスペースを見つけて走ること」、の2つです。
パスゲームを始める前に、相手をつけず、前述のアタックのルールだけを適用し、どちらのチームが先にインゴールまでボールを運び、全員がインゴールに早く入れるかを競い合いました。作戦会議も各チームで1分行い、2回実施しました。プレー中に、全員が声を出しているチーム≒意思疎通が取れているチームが勝利していました。その後のパスゲームでは、前回とは異なり、パスが数回続く場面が見られ子どもたちのパススキルの向上を感じました。また、空いているスペースを見つけて走り、声を出してパスをもらうシーンも数回見られ、一部ですが目的を達成できていることも確認できました。ただ、やはりボール周辺に人が集まり、ボールだけを見てディフェンスしているシーンも多く見られました。今後は、ボールを持っていない人とスペースの意識づけを指導していきたいと思います。
本日からゲーム前にチームで集まり、チームの目標を子どもたちに決めてもらうことにしました。ゲーム前に3分間子どもたちだけで話合う機会を設けました。子どもたちの性格から、発言する子どももいれば、そうでない子どももいましたが、皆で納得して決めていた様子でした。高学年チームの目標は、チーム①は「パスをしてトライをとる!」「タックルをしてボールをとる!」、チーム②は「良いプレーをしたら、みんなでほめる!」「パスをもらう人が”パス!”の声を出す!」でした。コーチからは「皆で決めた目標だから、達成しよう。達成するために何をしたら良いかを皆で考えてみよう。」と伝え、子どもたちは自分の意見を伝えあっていました。
本日のゲームの特徴は、パスの回数が急激に増えていたことです。勿論パスミスも多かったですが、それでもパスをつなぐ意識と実践をしている子どもたちには感心させられました。
高学年チームは、パスの回数も多く、また積極的にランニングも取り入れバランスの取れたアタックができていたことが印象的です。課題はタックルとオーバーのコンタクトプレーです。まだまだ、良いタックルや良いオーバーのシーンを見ることが少ないです。次回はゲーム前にコンタクトプレーの練習を少しだけ入れて意識してもらえるように工夫をしてみます。
中学年チームは、積極的なランニングと果敢なタックルが見られ、ラグビーらしくなってきました。(体格が近しい子どもたちが揃っているせいかはわかりませんが、)タックルを臆することなく実践している子どもたちが多いのが印象的でした。声も良く出ていると思います。一つのチームは「正確なパスを8回する」という目標をたて、パスにチャレンジし、見事にトライをしていました。成長のスピードが著しく、いつもコーチ陣を驚かせてくれます。これからの成長が本当に楽しみです。
次回は11月13日(月)17:00@江戸川大学駒木グラウンドです。ラグビーを楽しみましょう!