【ラグビー】流山グレイトホークス練習レポート 2024.02.26
本日は晴れ、ラダーやマーカーが全て吹き飛ばされる強風の中、練習を行いました。本日の目標は「フラットパスを成功させる!」です。フラットは、一般的には平や水平等の意味を持つのですが、ラグビーにおいては「浅い」という意味を持ちます。フラットパス=浅いパスと理解頂けたらと思います。アタック2人対ディフェンス1人の場合、ほぼ全てと言ってよいほどアタックはこのフラットパスを使っています。本日はこのフラットパスを意識してパスで相手を抜くイメージをもってもらいたく、この目標としました。
ラダートレーニングは強風でしたが、実施直前には風も少しおさまり、実施できました。「頭で考える身体の動きと、実際の身体の動きの連動を、素早く確実にできるようになること」を目的に実施しています。できる限り継続して実施していきたいと考えています。
フラットパスは各チームに分かれて実施しました。アタックが2名、ディフェンスが1名の練習です。アタック1名はボールを持ち、アタックのもう1名が走りながらボールをもらうというシンプルな内容です。ディフェンスはボールキャリアの目の前にいて、パスをしてからディフェンス(タックルではなくタッチ)します。結果的にとても良い練習となり、パスの意識づけに繋がったと思います。
フラットパスの練習では、パスする方はパスの正確さが求められます。味方の走るスピード等に合わせて、少し前にパスをしなけばなりません。このパススキルの課題が浮き彫りになりました。また、パスを受ける側は、トップスピードで駆け抜けないと相手を抜けないことがわかったと思います。スピードを出しながらボールをキャッチする難しさに直面ました。高学年になるとやはり成功率が高くなりましたが、中学年はまだまだ成功率が低いです。10分ほど連続で実施しましたが、成功は2回~4回程度というレベル感でした。今後もこのフラットパスの練習は継続して実施していきますので、基礎の徹底を意識してもらいたいと思っています。
2対1パスゲームは前回の練習同様です。直前の練習のフラットパスを意識しながらの練習となり、前回と比較するとかなり意識ができていて、上達しています。各チームが得点を競い合いながら実施しています。パスする側は一瞬の判断の遅れがパスミスにつながることも理解したと思います。コーチは子どもたちに質問を投げかけ、どうしたらうまくいくか考えてもらうようにしています。自分や仲間と一緒に考えて、2対1を成功できるようにしてもらいたいです。
ゲームは、高学年も中学年もフラットパスを挑戦している子どもたちが多かった印象です。数か月前と比較すると、パスやタックルの頻度や質も高くなり、ラグビーのゲームが成立していると感じます。コンタクトプレー(タックルやオーバー等)の強度は現時点ではそこまで指導はしていないので、できない部分はありますが、まずはランニングとパススキルを中心にこれからも指導していく予定です。
なお、先日の練習から小学3年生に未経験の新しい子どもが加わっています。身体も大きく、タックルも積極的にいく子どもで、他の子どもたちも驚いています。学校や学年関係なく、子どもたちが切磋琢磨し成長していくのをこれからもサポートしていきたいと思っています。
次回の練習は3月4日(月)17:00@江戸川大学駒木グラウンドです。まだまだ寒いので防寒着を忘れずに持参・着用ください。