【ラグビー】流山グレイトホークス練習レポート2024.06.17

 本日の小学生チームの目標は『スペースにボールを早く運ぶ!』とです。前回の練習とほぼ同様としましたが、”早く”を追加しています。スペースを見つけたら、すぐにそのスペースまでボールを運ぶ意識をつけてもらおうと、この目標にしました。

 昨日は市川ラグビー少年団 [ りとるキング ]さんと合同練習をさせて頂きました。子どもたちは多くを学んだようで、非常に良い経験をさせて頂きました。素晴らしいチームと仲間、コーチやスタッフの皆様に感いたします。

 本日はNECグリーンロケッツ東葛から森田さん、流山グレイトホークスタグチームから松下コーチ、秋山コーチが参加しました。

 『スペース・パス』は本日の目標でもあるパススキルアップの練習です。アタックは最初にパスする人(SH)を入れて5人。パスができる等間隔の距離に各色5色のマーカーが置いてあり、マーカの上にアタックは立ち、そこからスタートします。コーチが大きな声で色をコールした直後にパスをしてスタート、少しでも早くコーチが指定した色のプレーヤーまでパスをします。指定された色に立つプレーヤーがボールを受け取ったら、その後すぐにコーチと1対1をします。その後は、オーバー、パスする人(SH)、ラインに残る人と役割を自分たちで考え、伝え、行動し、次の攻撃に備えます。次の攻撃(2次攻撃)は、全員でボールを回しトライするまで走り切ります。

 パスのスピードの速さは思った以上に上達していました。キャッチミスや大きなパスミスはほぼ皆無でした。3週間以上続けてパスを意識した練習に取り組んでいるため、全員のパスレベルは上がっているように思います。

 『ふりかえり』では、昨日の市川さんとの合同練習&試合の感想と自分たちが通用していたことと、相手が上手だったことを中心に一人ひとりと話す時間を設けました。子どもたちはとても真剣に話をしていたのが印象的でした。少しの時間でもこのようなコーチと話す時間を設けることがとても大切であると、改めて実感しました。普段考えていること等も垣間見れ、非常に良い時間を過ごすことができました。子どもたちとコーチの間にさらに良い関係性が構築できたら嬉しいです。

 『ゲーム』について、小6・小5チームは、まるで今までとは別チームのように、パスの回数が増えてきました。子どもたち一人ひとりがしっかりと考えてプレーをしていることが伝わってきます。”ランニング”と”パス”の選択を考えて、行動しています。今まで”型”にはめた練習ではなく、子どもたちには常に考えてもらい、行動してもらっている成果が少しずつ現れてきている感覚を持っています。一方で、本来子どもたちの持つランニングスキルをみる機会が減ったようにも感じています。本来、ランニングが得意な子どもも多いので、その強みを消さないように、パスはアタックの選択肢の一つであることを常に意識して指導していきたいと考えています。
 小4・小3チームは、”常に勝負”する気持ちの強さを持つ子どもたちが多く、真剣勝負です。この真剣勝負を毎週実践することを考えると、将来がとても楽しみです。中学年チームはタックルも低く入る子どもたちも多く、またラックのシチュエーションになった際もしっかりとオーバーをしています。基礎がしっかりと身についているように感じます。

 中学生のチームは、常に森田さんと門馬コーチが意識させ続けている『理解力』を高めるトレーニングを行っています。数か月前からスタートした中学生だけの練習は、毎月の目標を定めています。6月の目標は『スペースをみつけてボールを運ぼう!』です。1週目は『前を見る!』、2週目は『早くセットしよう!』と目標を定めました。常に子どもたちが考えて、話し、行動することを繰り返し行っています。ラグビーやスポーツ以外にも通用する考える力を養うことを狙っています。本日3週目の目標は『隣と話そう!』です。練習メニューはシンプルですが、本日の目標達成のために考えられたメニューとなっています。常に状況の変化(前提の変更)を繰り返すことで、子どもたちに考える機会を与えています。”間違っていても良いから声をだし話すこと”を徹底的に意識させ、その小さな成功を皆で話し、自分の経験にするように、これからも指導していきます。最後のメニュー『タッチフット』も”少し”ルールを変えながら実施しています。『タッチフット』は、小学生も大人も加わり、皆でたくさん走り、声を出し、楽しみました。

 次回の練習は、6月24日(月)@江戸川大学駒木グラウンドです。小学生は17:00スタート、中学生は18:15スタートです。