【ラグビー】流山グレイトホークス練習レポート2024.06.24
■小学生
本日の目標は『前を見て空いているスペースを伝える!』です。前回までの練習では、全体的に空いているスペースを見つけることはできていましたが、それを仲間に伝え、動くところまではできていませんでした。
本日は、NECグリーンロケッツ東葛から森田さん、流山グレイトホークスのタグラグビーチームから松下さんと秋山さんが参加しました。
『リレー』は、中学年と高学年それぞれ2チームずつで競い合いました。ボールをもって走るシンプルなリレーです。15m往復を2回、40m往復を1回、計3回実施しました。2つの約束(①手を抜かず全力で走ること、②決められたラインを必ず足でまたぐこと)も徹底してもらいました。短い時間ですので、皆、一生懸命取り組んでいました。
『スペース・パス』は、3人対2人のアタックの練習です。アタック3人はラインをつくり、3人の前にはマーカーが置いてあります。3人はアタック方向とは逆方向を向き、うつ伏せでセットします。ディフェンスの2人はアタックの前のマーカーのどれか2つの前に立ち、コーチの笛の合図でスタートします。空いている場所を探し、マーカーの色を仲間に伝え、そこまでボールを運ぶ練習です。
このシンプルな練習では、全員が確実に成功しました。前を見て、空いている場所(マーカー)を見つけ、伝え合う。意識すれば全員ができることがわかりました。実際の試合でも意識すれば必ずできるので、コーチは常に声掛けをしていきたいと思います。
小学3・4年生チームの『ゲーム』で特筆すべき点は、「ボールを持ちたい」「パスをしたい」「相手をとめたい」等の意識を全員が持ち、その意思表示をしていたことだと感じました。全員に意思が感じられ、それを子どもたちなりに表現しようと必死にプレーしていたのが印象的でした。
小学5・6年生チームの『ゲーム』では、パスの精度が高くなっていることが印象的です。約1ヶ月の練習で、パスが身体にしみついているように思えますので、それを自然に実践できている様子が伺えました。練習の目的を全員がよく理解しています。
■中学生
本日は飛び入り参加した2名の子どもがいました。中学生の目標は『仲間の声に反応する』です。この1ヶ月で、『セットするスピードを上げる』『前を見る』『仲間と話す』をキーワードに練習を続けています。全ての練習において、”自分たちで考える”ことを指導しています。間違っていても良いので常に考え、声に出し、相手に伝え、実践することを継続しています。また、練習の最初のメニューは『チームラン』を実施しています。『チームラン』は相手がいない状態で、あたかも試合をしているようにプレーを続ける練習です。この場面ではパスを回す、この場面では相手にあたる(抜く)等を、仲間同士で連携し合い、実践します。2次攻撃、3次攻撃とどんどんプレーが続きます。この練習はシンプルですが、ラグビーを理解するためには良い練習です。試合展開のイメージが少しずつ湧いてきているように感じます。
それ以外の練習においては、瞬時に考えないとできない練習ばかりで、子どもたちにも良い刺激になっていると思います。この1ヶ月間でかなりの成長が見られます。『考える』練習をこれからも継続していきたいと思います。
次回の練習は7月1日(月)@江戸川大学駒木グラウンドです。小学生は17:00スタート、中学生は18:15スタートです。