【ラグビー】流山グレイトホークス練習レポート2024.07.01

■小学生

本日はNECグリーンロケッツ東葛から森田さん、流山グレイトホークスのタグチームから松下さん、植本さん、秋山さん、安島さんが参加しました。

 本日の目標は『トップスピードでボールをもらう!』としました。先月の練習まではスペースにボールを運ぶ、パスが中心の目標でした。結果、多くの子どもたちが、パスの選択肢が持てるようになったと思います。一方で、ラン(走ること)については、パスを意識することで遠慮し、そこまで実践できていなかったようにも感じています。パスというアタックの選択肢が増えた中で、改めて原点に戻り、ボールをもって走ること、ボールを持つ前からトップスピードで走りボールをキャッチすることを意識してもらうために、本日の目標を定めました。

 結果的には、どのチームも全員が積極的に走るランニングラグビーができていたと思います。今までボールをもって走ることがなかった子も、正に”トップスピード”でボールをもって走ることができた光景は、忘れられません。子どもたちの可能性は無限だと常々感じています。

 『トップスピード&フォロー』は、アタックが3人(最初にパスするコーチを除く)、ディフェンスが1人のメニューです。本日の目標を意識できるメニューです。コーチがパスをするのですが、コーチから見て左右それぞれからトップスピード走ってくる2人の子どものどちらかにパスをします。もう1名の子ども、コーチがパスをした方向にサポートランをします。まずはコーチからトップスピードでボールをもらうことを意識して実施します。その後、待ち構えているディフェンス(コーチ)と3対1で勝負し、トライまでやり切ります。トップスピードで走ってもボールをもらえない側のプレーヤーは、その場合もすぐに意識を切り替えてサポートをします。これらを意識的に取り組んだ結果、ゲームでも随所にその成果が出ていたように感じました。全員が真剣に、楽しく取り組んでいました。

 『ゲーム』は、小学5年生以上のチームも小学3年生&4年生のチームも、正にランニングラグビーを実践していました。良い意味で、パスも多く、そのパスのタイミングも相手をひきつけて実践しているシーンが何度も見られました。子どもたちが、今日の目標や自分やチームがやりたいことをしっかりと考え、話し合い、実践し、プレーで表現しています。確実に、全員が、成長しているといえると思います。
 毎週ゲーム(試合)をしていますので、保護者の皆さまも、是非グラウンドに足を運んで頂き、子どもたちの成長を見て頂けたら嬉しいです。

■中学生

 NECグリーンロケッツ東葛の森田さんが参加できる時は、森田さんが中心になって中学生を指導しています。中学生の7月の目標は先月に続き『ボールをスペースに運ぶ』です。今週の目標は『走りこんでボールをもらう』としました。メニューは、『チームラン』『2対1』『連続2対1』『タッチフット』です。今週から、各メニューにリーダーを任命しました。リーダーは練習のポイントや振り返り等をまとめます。

 『チームラン』は、どんどんレベルが上がってきています(チームランの詳細は前回のレポート参照)。具体的には、早くポジショニングをして、次何をするかを考え、仲間に伝え、それを実践するという一連の流れができてきています。相手はいないので、”正解はない”中で、自分たちの発想で自由に考え、考えたことを実践していくプロセスは、現時点のレベルには非常に良いトレーニングだと感じています。
 『2対1』では、単純にパスの練習ではなく、本日の目標のとおり走りこんでボールをもらうことを徹底的にコーチが声掛けをしていました。中学生のコーチングは、子どもたち自身が考えることに重きを置いています。コーチの声掛けも小学生とは少し異なり、”考えて、伝えて、実践する”ようにしています。
 『タッチフット』は、子どもたちが考えながらプレーできるように特殊なルール設定をしているのですが、レベルが上がってきています。パスミスやキャッチミスは減り、声もでるようになっています。何より、本日の目標を実践しようと全員が意識して取り組めたことが成果でしょうか。仲間も2人増え、計6人と複数のコーチで取り組んでいます。

 次回の練習は7月8日(月)です。小学生は17:00スタート、中学生は18:15スタートです。