【ラグビー】流山グレイトホークス練習レポート2023.12.11
仲間を大事にしよう ラグビーにはどんな時でも助けたり助けられたりする仲間がいる
GREAT HAWKS
本日は少し肌寒い中練習を行いました。NECグリーンロケッツ東葛の森田さん、流山グレイトホークスタグラグビーのヘッドコーチの松下さんに参加して頂きました。
本日の目標は「ワンラインで守る!」とし、前回に続きディフェンスの目標としました。前回はスペースを守ることを意識してもらいましたが、この目標を通じて一人より数人で、かつ、ラインで守ったほうが強いディフェンスができることを体現してもらいたいと思い、この目標を掲げました。
ランニングメニューでは、ジグザグ走をしました。近年の子供たちに低下しているといわれるバランス感覚を養うため(ボディーコントロールを養うため)、足の使い方とスピードの強弱をつけるランニング、ラグビーのステップに近い動きをすることを目的に実施しました。以前も行いましたが、ラグビーのゲーム自体がジグザグ走ることが多いためか、全員が自分の体の使い方を覚えてきた印象を持ち、ランニングメニューやラグビーを継続してきて良かったと思える時間でした。勿論、個人差はありますが、一人ひとりが過去の自分より成長していることを実感してもらえたら嬉しいです。
ディフェンスの練習では、ワンラインを意識したメニューを行いました。アタックは1名(+ボールをパスする人1名)、ディフェンスは2名。アタック1名がボールがある場所から少し離れた位置に立ち、ディフェンスは地面に寝てスタートです。笛の合図でディフェンスは立ち上がり、1人立っているアタックに対してポジショニング(相手の前に立つ)します。次の笛の合図でボールをパスする人が既に立っている人にパスをして、ディフェンスをする練習です。前回の練習では相手に向かって真っすぐディフェンスするのではなく、相手の横のスペース(エリア)を守ることを意識するように伝えました。今回も同様に伝えるとともに、ワンラインでディフェンスしないとどうなるか実際にコーチ陣が手本を見せながら子どもたちに伝えました。加えて、ディフェンスでは誰にスピードを合わせる必要があるのかも教えました。内側に立っているディフェンスのプレーヤーにスピードを合わせてワンラインを作ることを教えました。これは子どもたちにとって、とても難しいことで、トッププレーヤーでも時にできないこともある位です。ただ、ディフェンスの基本です。
実際のディフェンスの練習では、最初はできていない子どもたちも多かったですが、コーチからの声掛けにより意識して取り組み、後半には全員が理解でき行動に移していました。ただ、まだまだワンラインでディフェンスする意識は薄く、一人だけ飛び出してディフェンスするケースがありましたが、コーチが1回1回プレーを止めて解説しながら子どもたちに伝えました。みんな真剣に聞いていたのが印象的です(よほど足が速い人を止めたいのでしょうか。)。
本日のゲームは、ワンラインのディフェンスをかなり意識したとても見ごたえのあるゲームになりました。ディフェンスが良くなると、アタックは個人技では抜けなくなります。必然と声もでるようになり、本日はとても活気溢れるゲームになりました。高学年チームは、ゲームのスペースを狭め(縦横のスペースをいつもの約2/3に)、独走プレーをあえて制限させることにしました。すると、子どもたちから声がたくさん出るようになり、最後まであきらめないでディフェンスをするシーンも数多くみられ、とても素晴らしい展開となりました。まだまだタックルの精度は低いですが、大きな子どもに果敢にタックルする子どもたちも数名でてきてます。子どもたちが書くラグビーノートでも、勇敢にタックルする体が小さい子どもを褒める子どもも数名いる位です。
中学年チームは、ワンラインのディフェンスができている場面が数回あり、コーチ陣を驚かせてくれました。足の速い相手のコースをふさぐディフェンスもできたりと、随所に練習の成果がでてきています。必死にタックルしている姿もとても印象的でした。身体の大きい子も真っすぐ走って当たっていたりと、それぞれの個性をいかして個々人が活躍していました。
全体的に非常にレベルが高くなり、他のチームとも試合ができるレベルにはなっているかと思います。引き続き安全を意識して指導していきたいと思います。パスとオーバーを第3クールでは練習していきたいと思います。
次回は川口ラグビースクール様との合同練習です。12月17日(日)です。場所・時間は会員BANDでご連絡している通りです。
12月18日(月)17:00からは年内最後の練習です。通常の練習に加え、ラグビー上映会も検討していますので、温かい服装で起こしください。